1979年
アメリカの生物社会研究所所長である
アレキサンダー・シャウスは
アメリカ海軍系軽罪裁判所の独房の壁をピンクに塗り替える実験を行った。
約5カ月間の実験結果としては
ピンク色の独房に入れられた囚人は
15分間もたたないうちに
攻撃性が弱まり
与えられた作業も容易にこなした。
更に独房を出たあとも
効果は30分持続した。
これ以後
精神療法の分野では
ピンクを用いることが多くなっている。
他にもこのピンクが使われるのは
ADHDの子供が通う学校や
スイスの監獄が挙げられる。
アレキサンダー・シャウスは
ピンクについて
「血圧を下げ、拍動を減らす効果がある。エネルギーをそぎ、攻撃性を弱めることで精神を安定させる色である」
と結論付けている。
※色の力(ジャン=ガブリエル・コース著)