自律神経に対する認識も
昔とはずいぶん変わってきました。
昔の私の自律神経に対する認識は
自分の体の中で自分が意識的に
動かせないもの、
コントロールできないものを
コントロールしてくれている神経。
例えば呼吸や内臓の働きなどなど。
そんなイメージだったのですが
今では自律神経の研究も進み
随分印象も変わりました。
ざっくりいうと
「自律神経=社会性を作る神経」
という感じなんです。
この場合の社会性とは人間関係です。
人と人との関係性をつくるのが
自律神経という話です。
もちろん今までにあった
自分の中の
無意識の部分をコントロール
というのもそのまま当てはまるんです。
その上で
「人間関係や社会を作る神経」
と言われているんです。
遠くから好きな人が来るのを見かけたら
「あ!○○さんや!」
ってそれだけで
明るい気分になりますよね。
遠くから嫌いな人が来るのを見かけたら
「うわっ・・○○やん・・」
ってそれだけで
暗く嫌な気分になりますよね。
他にも
仕事の格好をすることで仕事モード
寝るときの格好で寝るモード
お出かけな格好をするとお出かけモード
メイクが決まったらテンションが上がる
髪型が決まったらテンションあがる
なんかあの人怖いと思ってたら
「目」が笑ってないと気づく
あの人、今日は「機嫌が悪そう」
なので控えめに話しかけてみる
昔の友達の前だと、昔の感覚に戻る
昔好きだった曲を聞くことで
当時のことを鮮明に思い出す
嫌な相手の前で表情がひきつる
もっといろいろあるんですが
これらは全て自律神経の反応なんです。
こういうことの繰り返しで
その人なりの
行動パターン
思考パターン
人間関係
に繋がっていくんです。
そりゃ
薄暗い部屋にいるのと
明るい部屋にいるのとで
気分は変わりますよね。
そりゃ
真黒な喪服を着て過ごすのと
ピンクのシャツ着て過ごすのと
気分は変わりますよね。
自律神経が反応してしまうんですから。
自律神経は
自分の体の無意識な事はもちろんですが
社会性を育む神経である。
ということが
最近分かってきた
【自律神経の働き】でした。