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ゼロポイント

意識設定 ゼロポイント・アプローチ

体調の悪いお子様。
受験が上手くいかないお子様。
その心配をする親御さん。

普通のことではあるのですが
人はお互いに必ず影響するものです。

ゼロポイントアプローチでは
「意識設定」ということを重視します。

これはどういうことかというと

音叉ってありますよね。
     ↓

音叉を二つ並べて片方だけを鳴らすと
もう片方も鳴りますよね。

共鳴するんです。


これと同じように人も共鳴します。

思いが強ければ強いほど
相手に与える影響も強くなります。


そこで
体調が悪くて学校に行けないAさん
がいたとします。

周囲のいろんな人が
Aさんに対して

父:大丈夫か?

母:かわいそうに。心配だわ。

姉:このままだとニートかも

弟:しんどいの?

先生:もう来れないんじゃ・・

という思いを強く持っていると
Aさんにそんなつもりがなくても
そういう影響を受けてしまい

大丈夫じゃない存在
心配される存在
ニートな存在
しんどい存在
もう来れない存在

になってしまうということです。

これは「誰が悪い」
というレベルの話ではありません。

なぜなら
誰も悪くないからです。

ただ、
それぞれの立場で出来ることがある
というだけのお話です。


この場合
ゼロポイント・アプローチでは

調子の悪い子供に
直接アプローチすることなく
その親御さんの
「うちの子は大丈夫かしら」
「このままじゃダメだ。少しでも早く何とかしてあげないと」
「このまま社会に出れないかも」

という想いに焦点を当て
ゼロ化していきます。

それをすることで
子供の調子が良くなったり
勉強をし始めることもあるんです。


親子関係でいうと
心配のあまり
ついつい「困っている子供」を
変えようとしてしまうのですが
そうではなく

心配している各々が
心配している自分を変えるんです。

子供のために
子供を変えるのではなく

子供のことを想うなら
あなたが変わるんです。


本当に学校に行きたいのであれば
行ける時には行くでしょう。

ですが、疲れ切っているのであれば
今は充電期間なだけかもしれません。


もちろん助けを求められれば
出来る範囲のことを
してあげればいいでしょう。

親の不安を解消する為ではなく
言われたことを何でもするのでもなく
子供の意志を無視するのでもなく
あなたが良いと思えることまで
してあげればいいでしょう。

親と子は最初は一心同体でも
最後は別人格です。

徐々に離れていくときは苦しい時期。
ですが、一人の人間として意思を持ち
自分の責任で行動していくことが
できるようになるために。

子供が自分の人生を
自分で選んで生きていけるように。

そういうサポートを
心掛けていきませんか。

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